運動が苦手でも問題なし!通信制高校体育の授業内容

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通信制の体育って想像つきにくいですよね。通信制高校に進学することを考えていても「何をするのかわからない」「運動が苦手だから心配」という思いから踏み切れずにいる方がいるかもしれません。

この記事では通信制高校を卒業した私が経験を基に具体的な授業内容についてお伝えします。


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通信制にも体育の授業はあるのか

通信制は学校によってカリキュラムが異なり入学してみないとわからないことが多いので、そもそも通信制に体育の授業があるのかどうかという疑問を抱いても不思議ではありません。そしてこれについて調べている方のほとんどは「ないほうがいい」と考えられているのではないかと思います。

しかし、残念ながら基本的に通信制にも体育はあります。

そしてほとんどの学校で体育は必修科目なので必ず単位を取らなくてはなりません。

苦手でも嫌いでも問題なし

体育が嫌な気持ちはよくわかります。できないと恥ずかしい思いをするだけですから。

しかし、通信制の体育は全日制とは別物です。

私は中学のころ不登校になり再び学校に行くようになってからは体育の授業には出ていません。

毎日学校に行って教室で授業を受けていましたが、体育の時間になると別室で過ごしていました。体育に出席することができない身体的な理由などがあったわけではなく、ただできないことが嫌だったからです。

そんな私でも通信制の体育の単位は問題なく取れました。そして、単位を取れただけではなく授業を少し楽しいと思えるほどでした。

授業内容

ここから本題のスクーリングについてです。(通信制では学校に行って授業を受けることをスクーリングと言います。)

私が通った学校の体育は男女ともに同じ内容で、

なんと1年中バドミントンでした。

2日間同じ内容のスクーリング日程が組まれていて、どちらか1日だけ登校しても2日とも登校しても構わなかったのですが、体育は曜日で授業の内容が決められていました。私が登校していた曜日はバドミントンだったのですが、卓球の曜日もありました。

最初に聞いたときは驚きましたが、本当に1年中バドミントンをしました。

体育は他の科目と比べてレポートの枚数が少ない代わりにスクーリングの時間数が多いので1日に2時間続けて授業時間が設けられていました。必ず2時間連続で出席しなければいけないわけではなく1時間だけでも問題ありませんが、他の科目よりも必要出席時間が多い体育を優先してスクーリングに出席した方がいいと思います。

「2時間も体育を受けるのはしんどい。」
全日制の体育なら私もそう思います。しかし、バドミントンの授業だからと言って打ち方を教わったり、ステップを覚えたりするわけではありません。

1時間目は「一緒に組んだ人とできるだけラリーを続けましょう」という目標で2人で打ち合い、2時間目は「1時間目に一緒にした人とペアになってダブルスをしましょう」という感じでした。

「ラリーどころか、そもそも打てるかが不安」
それでも大丈夫です。初手が空振りの人はたくさんいました。ラリーが続かなくてもやってさえいればいいのです。

明らかに素人ではない人もいましたが、そういう人たちは別で楽しくやっているのでできなくても気にする必要はありません。

私は高校入学前に学校見学に行ったのですが、その際案内してくださった先生に「体育ではプールや走り込みなどは一切やりません。」と言われました。その2つがないなら全日制の体育よりもずっといいと思っていたのですが実際入学してみると、いい意味で想像とは違っていました。

服装

体育の服装は「動きやすい服」です。
通信制は制服がない学校も多いので体操服が指定されている学校は少ないと思います。

ジーンズやスカートなど運動に不向きな服装でなければ問題ありません。

教師や学校によってはジャージでの参加を推奨している場合があるのですが、だからと言って体育がある日はジャージで登校しなければいけないわけではありません。

授業前に更衣室で着替えることができるのでジャージを持参していれば登校する際の服装は自由です。

体育に参加できない場合

通信制は様々な生徒がいることが想定されています。

体育は学校によって実技と座学のどちらを受講するのか選択できたり、座学がメインで実技は年に2,3回程度だったり、実技が苦手な生徒が多いことを考慮した授業の形がとられています。

私が通った学校の体育は、座学は無く年15回ほどのスクーリングすべてでバドミントンをしました。ですが、実技だけでは体育に参加できない生徒は出席することができません。

生徒の中には参加したくない人だけではなく、ご年配の方や身体的な理由などから参加できない方もいます。

しかし、体育は必修科目になっていることが多いので必ず出席して単位を取らなければなりません。


そこで、授業に参加できなくても出席扱いになる措置が取られていました。

その措置とは、1時間につき1枚体育に関するレポートを作成するというものです。

これは自宅で作成するレポートとは違い、他の生徒が体育を受けている間に体育館で作成します。

2時間の場合レポートを2枚提出すればスクーリング時間が2時間認められます。B5サイズほどのレポート用紙に1つの競技についてまとめます。競技の指定は無く教科書から自分で選ぶことができました。

もし、全日制と同じ内容の体育であれば私は迷わずレポートを書くことを選んでいたと思います。参加できない方のための措置ですが、参加したくないという生徒もレポートを書いて提出していました。

授業前に、出席する人と見学する人に分けられていたのでもし参加しない場合は見学側に集まりましょう。

全日制と比べると運動が苦手な生徒が多く、参加したくない人がいることは学校もわかっているので見学理由を1人1人に聞くことはありません。

ただ、この措置は私が通った学校で取られていたもので他の学校についてはこういった措置があるのかどうかわからないので、不安を感じるようであれば進学を考えている学校への問い合わせをおすすめします。

まとめ

通信制の体育は、激しい運動はなく体を動かすことが苦手な人でも参加できる内容であることがほとんどです。

また、座学がメインだったり座学か実技を選択できるようになっていたり、生徒が取り組みやすい形を用意している学校も多数存在します。

体育に限ったことではないですが、通信制は学校によって採用している教育方法が異なるので気になることや不安なことがあれば一度学校に問い合わせてみてください。

また、直接学校見学に行ってみることもおすすめです。私は入学前、通信制がどういう学校なのかあまり想像できなかったのですが学校見学に行ったことで学校の雰囲気や授業の様子を知ることができました。

通信制については通信制高校とは 出身者が語る通信制ってこんな学校で詳しくお話ししています。

全日制よりも想像がつきにくい通信制は、わからなくて不安なことや心配なことが多いと思うので、少しでも不安を解消するお役に立てていれば嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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